11kmの拠点間通信が不安定ということで障害の切り分けを行いました。
操作端末からは確かにネットワーク通信が不安定でした。
現地で機器の管理画面を確認したところ、信号強度は問題ありませんでした。
今回点検した無線LANブリッジは2.4GHz帯を使用していました。
Wi-Fiスペアナで2.4GHz帯の電波状況をチェックしてみました。
驚いたことに、住宅密集地ではない場所でもWi-Fiが飛び交い、空きチャンネルがない状況でした。
ブリッジの電波よりも遥かに強いWi-Fiが飛び交っており、完全に電波干渉していました。
長距離で2.4GHz帯を使用するのは現実的ではないようです。
IEEE 802.11j規格である4.9GHz帯を使用した機器に移行していくのが賢明と思われます。
今回の点検では高所での作業がありました。
高所作業では「安全帯」を着用しなければいけませんが、現在この「安全帯」について大きな法改正が発表されているのをご存知でしょうか?
>「墜落制止用器具の安全な使用に関するガイドライン」を公表します< をキーワードにググってみてください。
簡単に言うと、
「安全帯」という呼称を「墜落制止用器具」に改め、「胴ベルト型」ではなく、「フルハーネス型」を原則とし、その他墜落を防止する対策や墜落した場合の安全対策を実施し、特別教育を行う。
ということらしいですが、そんな簡単な話ではないので、必ず厚生労働省のガイドラインを十分理解していただきたいと思います。
今後は、「フルハーネス型安全帯使用作業特別教育」が計画されており、作業に従事するものには特別教育が必要になるそうです。
それにしても、専門職ではない者にとって、フルハーネス型はお高いですね。
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