組み込み用のテストPCをご希望されまして、とにかく省電力が良いとのことでしたので intel NUC5PPYH を組んでみました。
このモデルの特徴はTDP 6Wの低消費電力CPUを搭載していることと、筐体が少し分厚いので、2.5インチのHDD又はSSDを搭載できることです。
そのため他のモデルより比較的低価格に組み上げることが出来ます。
ACアダプターが、なんとか許せる大きさまで小さくなりました。
以前のモデルは、本体が小さくなってもACアダプターが巨大で、どうなの? という欠点がありました。
写真左がGIGABYTEの初期型BRIXで普通のノートPC並のACアダプターが付属します。
写真右はファンレスPCのLIVAです。
ACアダプターは65Wですが、実際の消費電力は10Wそこそこなので、24時間365日つけっぱなしでも電気代は気にならないくらいです。
外観をグルっと回ってみますと
こんな感じです。
このモデルのもう一つの特徴としては、モニタ出力にVGA端子が搭載されている点です。
組込パソコンとして使用する場合、未だにネックなのがモニタ出力で、まだまだVGAに限定される環境が少なくありません。
本体を小さくすると、どうしても入出力端子のスペースが無くなってしまいます。
内部を見てみますと、こんな感じ。
無線LANカードは Intel Dual Band Wireless AC3165 Model:3165NGW で、申し分ありません。
2.5インチドライブはネジ無しで搭載できます。
指先のフックがドライブのネジ穴を挟み込みますが、振動するHDDを搭載するときは心もとないです。
そんな場合は、こちらをネジで止めると安心です。
ドライブのケーブルがメモリに干渉してしまうのはいただけませんね。
せっかく筐体に余裕が有るのに、なぜこうなるかなぁ。
IoTが普及してきまして、このような小さいパソコンが色んな所に隠れているんですね。