Bit Trade One USB CABLE CHECKER2 を使って USB Type-C ケーブルをチェックしてみました

いったいぜんたいどうなってるんでしょうか!?
USBの規格というやつは! どうしてそうなった???
仕様については調べればわかるので、納得はできませんが、理解はできます。
しかーし!現物のケーブルは外観からは見分けがつきませんっ!! なんじゃこりゃ。。。
そんな状況下、出るべくして出てくれた救世主を購入したので紹介いたします。

その救世主は、Bit Trade One さんから販売されている「USB CABLE CHECKER2」という製品です。

この「USB CABLE CHECKER2」を使うと、 USB3.1Gen1とGen2を見分けてドヤ顔できるそうです。

はっきり言って詳しい使い方はよくわかりません。
Bit Trade One さんの製品ページに取扱説明書のリンクがありますので、購入を検討されている方はそちらを御覧ください。
GitHubに公開されています。

個人的にはType-AとmicroBのチェックはどうでもいいので、Type-C to Type-C ケーブルの素性を知りたいので購入してみました。

縦54mm 横87mm 厚さ14mm(ネジとゴム足を入れると18mmくらい) 重さ49g(電池含む)でした。製品仕様とは誤差の範囲内でしょう。

側面にスイッチがあり、反対側にUSBポートがあります。
USBポートは、左側のType-CとType-AがA側ポート、右側のmicroBとType-CとminiBがB側ポートのようです。

ひとまず手元にある Type-C to Type-C ケーブル が2本ありましたので、それぞれでチェックしてみます。

まず1本目は、ThinkPad用のドッキングステーション「ThinkPad USB-C Dock」に付属していたケーブルです。
このドッキングステーションはモニタ出力も給電もできるので、当然ケーブルはフル規格対応の必要があります。

結果は予想通り満点。

抵抗値も低いです。

2本目は、GPD microPC に付属していた充電用のケーブルです。

これはやはりというか、がっかりでした。

見かけは Type-C to Type-C ですが、中身はUSB2.0。
CCランプは点灯していますが、ディスプレイ表示にE-MARKEDがないのはセーフなんでしょうか?
USB2.0 の PD には E-MARKED は必須じゃないのでしょうか?? わからへ~ん
セットのアダプタは急速充電タイプみたいなので、、、 いいことにしましょう。

せっかくなので、USB2.0ケーブルでの違いをチェックしてみます。

Type-A to Type-C のUSB2.0ケーブルでは、56kΩの抵抗器を認識しました。

赤いコネクタの Type-A to microB 充電専用ケーブルでは、D-+が通線されていないことがわかります。

中華製ガジェットに付属していた怪しい Type-A to microB ケーブルでは、抵抗値がオーバーロードします。測定限界値は1100mΩで、それ以上は「HIGH」と表示されるそうです。

DJI Phantom 4 に付属している変換アダプターを単独でつなぐと、OTGに対応していることがわかります。

やはり救世主だ! 神機です!!

皆様も、一家に一台 USB CABLE CHECKER2 いかがですか。