ドットインパクトプリンタの点検

こんな場所でも粛々と働いている設備があります。

記録印字用のドットインパクトプリンタが故障したとのことでしたが、さすがに古いので躊躇しました。

見てみると、なんと20年前の製品で、シリアル接続されていました。
プリンタポートといえばパラレス接続という既成概念を持っていまして、しばらく信じられませんでしたがアナライザーで通信を見てみると、間違いなくシリアル通信していました。
現在販売されているプリンタでシリアル接続出来るのはEPSONしかないと思いますが、EPSONだと文字コードが違うので困りました。

他の施設に同様の設備の仕様書があるということなので拝借。

アナライズしたシリアルデータを精査したところ、どうやら仕様書の文字コード一覧と一致している模様です。
仕様書が見つかった以上は逃げるわけには行かなくなりました。

プリンタは諦めて、設備から出力されてくる印刷データをパソコンで読み取って、重要なデータに絞って画面表示とデータ保存するプログラムを作り、なんとか問題解決となりました。
かなりヤッツケのプログラムになりましたが、最低限の要求は満たせたみたいです。

 

その後間髪入れずに、別の場所にてドットインパクトプリンタの故障が発生しましたが、そちらはNEC製で201PLコードを出力していたため、中古品を調達して交換したところ、問題なく復旧出来ました。