修理

作業記録

ケースファンの交換

ファンが止まっているというので、交換してまいりました。 ファンの交換だけではネタに乏しいので、赤外線サーモグラフィーでどのように映るのかテストしてみました。 使用したカメラは FLIR ONE です。 故障したファンを撮影して、FLIR Toolsで解析すると、モーターの中心部分が42.6℃、ケーブルが36.7℃と40.0℃と結構発熱していることがわかります。ファンの隙間から覗ける奥の方(筐体内部)は大変な事になっています。 停止したファンを撮影して何を今更と思うでしょうが、これで通電しているだろうと予想することが出来ます。 よって、停止の原因はファンのモーターやベアリングの問題であると絞り込むことが出来ました。 ファンの故障と思い込んで、いざ交換してみたら回転しなくて、通電してませんでした なんてことにならなくて済みます。 交換後に撮影したものがこちら 明らかに熱分布が異なります。 ちゃんと冷えてます。 改めて排気ファンが大事だと痛感しました。 ついでに他のファンも撮影してみました こちらはラックの天板についている排気ファンです。 高回転数のせいか、若干中心の温度が高いようです。
作業記録

RAIDコントローラの故障

今回はこんな景色の場所で働いているサーバーがクラッシュしたため出動して参りました。 1度お伺いして調査したところ、RAIDコントローラに障害があり、起動しなくなった様子でした。 古い機種でしたが、ヤフオクで調達できましたので、日を改めての交換作業となりました。 2台のハードディクスでミラーリングしていましたが、残念なことに2台共イッてしまってアウトでした。 今回は役立たずでした。
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ドットインパクトプリンタの点検

こんな場所でも粛々と働いている設備があります。 記録印字用のドットインパクトプリンタが故障したとのことでしたが、さすがに古いので躊躇しました。 見てみると、なんと20年前の製品で、シリアル接続されていました。 プリンタポートといえばパラレス接続という既成概念を持っていまして、しばらく信じられませんでしたがアナライザーで通信を見てみると、間違いなくシリアル通信していました。 現在販売されているプリンタでシリアル接続出来るのはEPSONしかないと思いますが、EPSONだと文字コードが違うので困りました。 他の施設に同様の設備の仕様書があるということなので拝借。 アナライズしたシリアルデータを精査したところ、どうやら仕様書の文字コード一覧と一致している模様です。 仕様書が見つかった以上は逃げるわけには行かなくなりました。 プリンタは諦めて、設備から出力されてくる印刷データをパソコンで読み取って、重要なデータに絞って画面表示とデータ保存するプログラムを作り、なんとか問題解決となりました。 かなりヤッツケのプログラムになりましたが、最低限の要求は満たせたみたいです。 その後間髪入れずに、別の場所...
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Cisco L2スイッチ ケースファン交換【保証外作業】

Ciscoのスイッチが爆音を発生するということでケースファンの交換を行いました。 形式は WS-C2950T-24 と WS-C2950-24 の2台。 年季の入った10年物です。 ガワの開封はプラスドライバーでは出来ません。マイナスドライバーがあればネジを外すことは出来ますが、六角ナットドライバーがあると作業は格段に楽です。 経は5.5mmです。 中身は至ってシンプル。 そもそもFANが必要なのでしょうか? こいつが爆音の音源です。 スイッチ唯一の可動部品ですので、どうしても劣化します。 雑談 FANって奴は、どうしてこうもやかましいのか考えたことはありませんか? 実はFAN単体だと、とても静かなのです。 壊れかけのFANでもほとんど音はしません。 FANが劣化すると音を発生するわけではなくて、振動を発生するようになります。 激しく震えるようになります。 でもって、この劣化をいち早く察知するために、シャーシに直付けして共鳴させるわけです。 振動を音に変換することで、FANの故障を早期発見・早期治療につなげています。 FANがやかましくて我慢ならない場合は、静音FANに交換するのではな...