MiniTool Power Data Recovery に出来て MiniTool Partition Wizard に出来ないこと

MiniTool Power Data Recovery は、データ復元の専用ソフトです。

ところが MiniTool Partition Wizard に復元機能が統合されたことで、MiniTool Power Data Recovery の存在が危ぶまれてきました。

しかし MiniTool Power Data Recovery に出来て、MiniTool Partition Wizard に出来ないことがありますので、ご紹介します。

もったいぶらずに結論を言いますと、”光学ディスクからの復元” です。

MiniTool Partition Wizard の復元機能はドライブを認識しません。 読み取れる光学ディスクでしたら、論理ドライブとして認識しますが、読取り不能の光学ディスクは認識するすべがありません。

一方 MiniTool Power Data Recovery は、ハード的に光学ドライブを認識するので、不良の光学ディスクを力ずくでスキャンしてくれます。

 

MiniTool Partition Wizard ではドライブが表示されません

が、

MiniTool Power Data Recovery はデバイスとして認識されます。

 

今回は、読取り不能の光学ディスクを用意することが出来なかったので、擬似的に

・高速消去した DVD-RW と BD-RE

・完全消去した DVD-RW と BD-RE

で検証してみました。

CyberLink Power2Go を使用して、書き込み→消去を実行したディスクです。

 

余談ですが、Windowsエクスプローラの消去&フォーマットは挙動不審なので、使用はお勧めできません。

 

 

結果は、高速消去したディスクからは復元出来ますが、完全消去したディクスからは復元出来ませんでした。

完全消去では上書きしてしまうので当然ですね。

 

高速消去したディスクをドライブに挿入しても、Windowsエクスプローラは空のディスクとして認識しますし、MiniTool Partition Wizard の論理ドライブには表示されません。

MiniTool Power Data Recovery で、光学ディスクを挿入したドライブの「スキャン」を実行します。

 

サルベージされています。

 

復元したいファイルを選択して、保存先を指定します。

 

DVD-RW と BD-RE で検証しましたが、上書きも消去も出来ない DVD-R BD-R でしたら、必ずディスク内に残っているので、不良や認識しない場合でも復元出来る可能性は非常に高いと思われます。

復旧ソフトにも細かい違いがあるので、色々と調べてみて下さい。