驚愕の自動操縦システム DJI GS PRO

DJI GS PRO を使って、自動操縦がどの程度のものか試してみました。
結論から言うと、驚愕の性能です。
このアプリは今のところiOS版しかありません。Android版を待っていたのですが、待てずにiPad miniを買ってしまいました。いつの日かAndroid版が提供されるとは思いますが、Android派の方でもiPadシリーズを買ってでも使う価値があります 絶対!

 

まずはDJI GS PROの画面

Google Mapを使用するので、これからiPadシリーズを買う方はセルラーモデルをオススメします。
私はWi-Fiルータを使用しています。

 

新規ミッションを作成します

バーチャルフェンスから試します

 

ちなみに、計測撮影 建物モード(3D MAP POI Mission)はアプリ内課金になります。
永続ライセンスで1200円、60分飛行クレジット繰返し購入で120円です。

 

バーチャルフェンスに戻りまして、今回は地図上指定を選びました

 

フェンスの範囲をタップして指定します

 

衛星写真を地図に切り替えることも出来ます

最大飛行速度、最大飛行高度を設定します
ミッションに名前を付けて、左上のフロッピーをタップして保存します

 

右上の青い部分(フェンス)をタップすると機体にプログラムを転送します
飛行開始をタップしてミッションスタートです
離陸と着陸は手動で操作します

 

フェンスに近づくとブレーキが掛かり、ビープ音で知らせてくれます

 

フェンスに到達すると停止してホバリングします

なんて賢いんでしょうか

 

ミッション終了して、更に新規作成します

 

次は、計測撮影-領域モード こちらは無料です
写真測量の写真データを撮影する際に使用できますが、出来るのは撮影のみで、3次元データに変換したい場合は、別途高額な写真測量ソフトを使用する必要があります
今回は地図上指定を選びました

 

画面をタップして範囲を指定します

 

設定するパラメータが多くなります

 

カメラモデルを選ぶことが出来ますが、Phantom4の場合は固定です

ここの選択を誤ると、カメラの画角等の違いにより、正確な測量写真が撮影できません
詳しくは、「UAVを用いた公共測量マニュアル(案)」をキーワードにググって、国土地理院のマニュアルを参照してください

 

カメラ方向

 

撮影モード

 

飛行経路生成モード

 

飛行速度と飛行高度はアプリが最適値を計算してくれるので変更する必要はありませんが、今回はテストということでミニマムに設定しました

 

詳細設定では、オーバーラップ率やマージン等を設定できます

こちらも詳しくは、「UAVを用いた公共測量マニュアル(案)」を参照してください

 

右上の青い部分(旅客機)をタップしてプログラムを機体に転送します

 

飛行開始をタップしてミッションスタート
自動で離陸するので、あとは只々見守るだけです
操縦者は非常事態に備えてミッションの強制終了やマニュアル操作がいつでも出来るように心構えておきましょう

終了するとホバリングで静止しますので、手動で着陸させます

 

パノラマ結合してみましたが、いまいちバチッと決まりません

この機能は、かなり訓練が必要になりそうです

 

最後に、ウェイポイント-飛行経路指定
今回は地図上指定を選択します

 

スタート点をタップして指定します

 

このモードも設定するパラメータが多くなります

 

機首方向

 

ジンバルピッチ制御方法

 

コーナリング

 

ミッション完了時動作

 

ポイントをタップして増やしていきます
各ポイント毎にパラメータを指定します
設定中のポイントは青丸になります

 

右上の青い部分(旅客機)をタップしてプログラムを機体に転送します

 

飛行開始をタップしてミッションスタート
自動で離陸するので、動画の場合は録画開始ボタンをタップするか、静止画の場合はシャッターチャンスを逃さないようモニタに注意します
自動操縦なので、撮影に集中できるメリットがあります
ただし、非常事態に備えて機体にも注意を払いましょう


 

ウェイポイント機能を使って動画撮影してみました。


プロポの操作はしていません。
手動でここまで滑らかなカメラアングル移動は、今の私には出来ません。
今回飛行ルートは地図上で指定しましたが、一度飛ばして機体位置で指定すれば、より正確で印象的な動画が撮影できると思います。

 

ミッションは保存しておくことで、繰返し実行することが出来ます

 

今回のテストでは、ポイントの指定方法を「地図上指定」しましたが、一度飛行ルートを飛ばしてみて「機体位置で指定」することで、より安全に、より正確に、より印象的に撮影が出来るのもと思われます