Starlink mini は一人一台持っていてもイイかも

スターリンクミニが想像以上に使い勝手が良いので、製品ホームページだけでは伝わらない良さをお伝えできればと思います。

本体仕様

本体サイズ

公式ホームページの仕様は下記リンクからご確認ください。

Starlink | Specifications

 

スターリンクミニは、アンテナとルーターが一体型です。

長辺が 298.5 mm A4の長辺と同じくらい

短辺が 259.0 mm B4の短辺と同じくらい です。

色々な箱物と絶妙に合わないサイズですが、15.6インチノートパソコン対応のソフトバッグなら、付属品含めてちょうど収まる感じです。

純正で「MINI トラベルキット」が販売されていますが、標準に拘らなければ Amazon にさまざまなグッズがあるので、探してみるのも楽しいと思います。

 

コネクタ

電源のコネクタは、5.5 × 2.5 mm のDCプラグ/ジャック センタープラスです。

ただし、防水用にゴムパッキンが付いているので、市販のジャックを使うのは避けた方が良いと思います。

直接DC電源から供給する場合は、別売りで 30m のケーブルか 15m のケーブルを購入して、片端を加工した方が良いでしょう。

 

アンテナ本体にはLANポートが搭載されています。

これまた別売りですが、専用のイーサネットケーブルが販売されていますので、有線接続も可能です。

専用のイーサネットケーブルは防水仕様です。

一般のLANケーブルを挿すと抜けなくなるそうなので、クッソ高いですが専用ケーブルを使いましょう。

 

取扱説明書

付属している取扱説明書は箱に印字されたものだけです。

多少詳しいものは Starlink のホームページからダウンロード出来ます。

 

消費電力

仕様では、平均 25~40W となっています。

実測でもそれくらいかと思います。

別売りで、USB-C給電ケーブルが販売さていますが、電力の仕様が複雑なので注意が必要です。

 

アンテナ本体の入力定格は 12~48V 60W です。

標準付属品の電源装置(パワーサプライ)は output 30V 2A 60W です。

USB-C給電ケーブルを使う場合は、USB PD に対応しており、最小 20V 5A 100W となります。

USB-C 100W 出力ポートがあるポタ電なら動作すると思いますが、意外な落とし穴があるかもしれないので注意しましょう。

 

メッシュルーター

スターリンクミニは、Wi-Fiルーター/アンテナも本体と一体なので、子機の運用範囲はアンテナ本体を中心としたエリアになります。

仕様上のカバーエリアは 最大 112 ㎡ となっています。

ROAM契約で持ち運んで使用するには問題になりにくいと思いますが、レジデンシャル契約で固定してガッツリ使用する場合は距離の問題が出てくると思います。

その時は、有線接続するか、別売りの第3世代メッシュルーターを追加して、Wi-Fiエリアを拡張することが出来ます。

 

スターリンクアプリ

初回接続時

設定は全てスマホのアプリで行います。

スターリンクミニには方角の自動調整機能はないので、だいたい北の方に向けて無造作に置きます。

電源を入れるとスマホのWi-Fi一覧にアクセスポイントが出てくるので接続します。

Wi-Fiを切り替えてからStarlinkアプリを起動すると本体に繋がります。

期待して興奮していると、以外と長時間待たされて不安になるので、慌てず騒がず「オンライン」と表示されるまでひたすら待ちましょう。

まずはルーターに名前を付けましょう。

左上の表記が変わります。

 

Starlinkのアンテナは、1アカウントに複数台紐付けることが出来るので、同じアプリで切り替えて設定することが出来ます。

 

統計

統計機能で雪辱状態の安定度を確認することが出来ます。

 

Ping成功

 

遅延

 

消費電力

 

スループット

 

サービス障害

 

ネットワーク

接続している端末の状態を確認することが出来ます。

デバイス

 

ノード

ここでメッシュルーターとペアリングするのかと予想します。

 

障害物

衛星との接続状況を確認することが出来ます。

時間をかけて衛星を見つけるので、15分ほど待つとクリアになると思います。

 

調整

設置位置が正しいか確認することが出来ます。

 

ここでも障害物の確認が出来ます。

1時間は待ってられないので、15分ほどで青くなると思います。

 

スピードテスト

スピードテストの機能があります。

319Mbps は何の速度でしょう?

 

詳細設定をタップすると、スマホ~インターネット間 と スマホ~ルーター間 の2経路のテストが出来ます。

Wi-Fiの仕様は Wi-Fi5 802.11a/b/g/n/ac デュアルバンド3×3MU-MIMO なので、スマホ~ルーター間は妥当でしょう。

 

スターリンクミニの製品ホームページでは、「最大ダウンロード速度は150Mbps超と表記されているので、こちらも妥当な速度でしょう。

設定

各種設定はアプリで行います。

アプリで設定出来ないものは諦めた方が良さそうです。

詳細にネットワークをいじりたい場合はビジネスプランに契約する必要があります。

ルーター

 

Starlink

 

「融雪」はデフォルトで「自動」になっているので、積雪の心配がない場合は必ず「オフ」にしておきましょう。

 

以上となりますが、サイズ感といい、料金といい、とにかく使い勝手が良いので、一家に一台、一人一台あっても良い傑作だと思います。